富士山静岡空港までの交通手段のまとめ

旅行

富士山静岡空港への交通アクセスについてまとめてみました。

富士山静岡空港の公式サイトにもあるとおり、富士山静岡空港までの交通手段は主に4つあります。

  • 新幹線・電車・バス(公共交通機関)を利用する
  • 高速バスを利用する
  • 自家用車で向かう
  • タクシーを利用する

順番に見ていきましょう。

公共交通機関を利用した方法

富士山静岡空港は電車の乗り入れがありません。

新幹線や電車を利用する場合は、空港までの交通手段がある主要駅からバスやタクシーに乗りかえる必要があります。

また、空港へ向かうバスは運行本数が少ないため、事前に運行ダイヤの確認をしておくことをおすすめします。

新幹線で向かうなら

新幹線を利用するなら、掛川駅が最寄り駅になります。

ただ、掛川駅には各駅停車の「こだま」だけが停車します。

「ひかり」や「のぞみ」は停車しないので注意が必要です。「ひかり」を利用するのであれば、静岡駅や浜松駅から公共交通機関を利用して空港に向かいましょう。

ちなみに「のぞみ」は静岡県内のすべての新幹線駅をスルーします。静岡県内に「のぞみ」の停車駅はありませんので、間違って「のぞみ」に乗車しないように気をつけて下さい。

電車を利用するなら

電車利用の最寄り駅は金谷駅です。

しかし、金谷駅から空港へのバスは本数が少ないため、金谷駅経由はあまりおすすめできません。

電車を利用する場合には、静岡駅、新静岡駅、藤枝駅、掛川駅、浜松駅から向かうほうが便利です。

富士山静岡空港に乗り入れる電車は無いので、これらの駅からはタクシーやバスに乗り換える必要があります。

利用する駅からの手段は、人数、荷物の量、料金、空港までの所要時間を考え、最適な方法を選びましょう。

高速バスで向かうなら

静岡駅・新静岡駅からは高速バスを利用できます。

2021年11月現在、静岡駅・新静岡駅発、富士山静岡空港行きは一日6便、富士山静岡空港発、静岡駅・新静岡駅行きは一日7便運行しています。

始発停留所は新静岡駅(6番のりば)です。続いて静岡駅(14番-空港のりば)、静岡インター、吉田インターを経由して富士山静岡空港到着となります。

所要時間は約1時間です。

[時刻表貼り付け]

自家用車でのアクセス方法

静岡空港には約2,000台分の広大な駐車場が備わっています。

地方空港のメリットですね。

空港ターミナル近くの駐車場は有料ですが、無料で利用できる区画もあるので、車を持っているなら自家用車で行くのがおすすめです。

高速道路を利用するなら

東名高速道路の名古屋方面からは相良牧之原インターで降りて約15分、東京方面からは吉田インターで降りて約10分で静岡空港に到着します。

新東名高速道路からは島田金谷インターで降りて約15分ほどです。

富士山静岡空港は高速道路のインターから近いため、車でのアクセスが便利です。

国道1号線経由なら

静岡、藤枝方面から国道1号線で空港に向かうなら、国道1号線東光寺インターや、国道1号線野田インターでバイパスを降り、島田市内を空港方面へ進みましょう。

浜松、掛川方面からは、国道1号線大代インターや、その手前の日坂インターでバイパスを降りてください。

空港付近の国道1号線には静岡空港行きの標識が複数立てられているので、標識のとおりに進みましょう。

2021年11月現在、国道1号線菊川インターと国道473号線の倉沢インターを結ぶ、金谷相良道路の延長工事が進められています。

この区間が開通すると国道1号線から静岡空港へのアクセスがさらに良くなりそうです。2020年代前半での開通予定とのことなので、工事の完了を楽しみに待ちたいところです。

国道150号線経由なら

静岡・藤枝方面から国道150号線で空港へ向かう場合は、東名吉田インターを目印にしましょう。東名吉田インターへは大井川橋を渡ってすぐに標識が出てきます。

東名吉田インターからは空港行きの標識が複数出てくるので、標識にしたがって進みましょう。

浜松・掛川方面からは、御前崎市内の地頭方インターから国道150号バイパスに入り、国道473号線で東名相良相良牧之原インター方面に向かいます。

東名相良牧之原インターからは空港行きの標識に沿って進めば問題ありません。

静岡空港の駐車料金

空港駐車場には有料区画と無料区画があります。有料区画の基本料金は60分100円となっており、1日の最大料金は500円です。

駐車開始から60分は無料で駐車できるので、1時間以内の送迎であれば駐車料金はかかりません。

ターミナルビルでのお買い物金額に応じた割引サービスがあります。

ターミナルビルでの食事や買い物1,000円(税込)で60分無料、2,000円(税込)以上で更に60分無料、最初の60分の無料分と合わせて最大180分まで無料で利用できます。

静岡県内の主要都市からの便利なアクセス方法

静岡市からの便利なアクセス手段

静岡市内からは高速バスか高速道路を利用するのがおすすめです。高速バスなら約1時間、自家用車で高速道路を利用するなら約40分で空港まで行くことができます。

高速バスの利用がおすすめ

しずてつジャストライン株式会社が新静岡駅・静岡駅を結ぶ高速バスを運行しています。

静岡市内から空港まで乗り換えなしで行けるので、荷物が多い方や乗り換えの手間をかけたく無い方におすすめの交通手段です。

高速バスは事前予約無しで乗車できる

静岡空港行きの空港アクセスバスは事前の予約無しで乗車できます。

ただし、定員があるため、旅行シーズンなどで空港が混雑する時期には満席となる場合があります。

静岡駅・新静岡駅から静岡空港までの運賃は1,100円(税込)となっています。
運賃支払には現金のほか、Suica、Pasmoなどの交通系ICでのキャッシュレス決済にも対応していて便利です。

東名高速道路を利用

平日の通勤時間帯や休日は国道1号線が混雑するため、東名高速道路を利用するのが良いでしょう。

国道1号線は藤枝から掛川の区間は片側一車線となるため混雑しがちです。

飛行機の搭乗時間までの余裕がない場合や混雑状況が読めなさそうな場合は国道1号線ではなく、東名高速道路に乗って吉田インター経由で向かうことをおすすめします。

浜松市からの便利なアクセス手段

浜松市内からはリムジンタクシーの利用がおすすめです。 

リムジンタクシーや自家用車での高速道路利用なら約45分で空港まで行くことができます。

リムジンタクシーの利用がおすすめ

浜松市内からは静岡空港乗合タクシーが運行されています。

浜松市街地の好きな場所から乗車することができて非常に便利です。

自宅や滞在先のホテルに迎えに来てもらうこともできます。しかし、予約が必要となっている点には注意が必要です。

高速バスの運行はない

浜松駅から静岡空港へ向かう高速バスの運行はありません。

新幹線や電車、リムジンタクシーを利用しましょう。

事前予約が必要なので注意

リムジンタクシーの利用には予約が必要です。

当日の飛び込み利用はできません。乗車前日の正午までに電話かWEBサイトから予約を済ませておきましょう。

浜松市街地から静岡空港までのリムジンタクシー運賃は2,000円(税込)/人となっています。支払い方法は現金払い、PayPayが利用できます。

掛川市からの便利なアクセス手段

掛川駅からはFDA(フジドリームエアラインズ)が運営する静岡空港無料アクセスバスが利用できます。

飛行機の搭乗時間までにゆとりがある方や、交通費をできるだけ安く抑えたい方には掛川駅まで電車で移動し、掛川駅から無料バスを利用するルートがおすすめです。

FDA(フジドリームエアラインズ)が運営する無料シャトルバス

掛川駅と富士山静岡空港間を往復運行している無料アクセスバスが利用できます。

飛行機の発着時間に合わせて運行されているので便利です。

ただし、FDA運行便の利用がある方だけが無料アクセスバスに乗車できます。

お見送りなどで同伴する方は乗車できないので注意してください。

乗車時に搭乗券や搭乗予約が確認できるものを提示する必要があるので忘れずに準備しましょう。

FDAはJAL(日本航空)とのコードシェア便の運行も行っていますが、コードシェア便で予約している方も無料アクセスバスを利用できます。

機内放送でも無料シャトルバスを紹介してくれる

私もFDA便をよく利用しており、機内でもFDA運行の無料アクセスバスが紹介されています。

無料で最寄りの新幹線主要駅である掛川駅まで送迎してくれるので、いつも大変助かっています。

静岡空港着後に無料シャトルバスの出発まで待ち時間がある


静岡空港到着後に無料アクセスバスを利用する場合には、出発まで40~50分ほど待ち時間があります。

ビジネス利用でお急ぎの方はシャトルタクシーの利用も検討してみてください。

有料のシャトルタクシーも利用可能

掛川駅からは静岡空港シャトルタクシーが運行されています。

掛川駅南口から空港行きのシャトルタクシーは予約制となっています。

各運航便出発の約40分前に空港に到着するので、時間を無駄にすることなく搭乗手続きを行えます。

空港から掛川駅南口行きは予約不要で乗車できます。

福岡、出雲、鹿児島、新千歳からの定期便の到着後15分~30分ほどでシャトルタクシーの出発時刻になります。

掛川駅南口~静岡空港間のシャトルタクシーの運賃は片道1,200円/人となっており、3歳未満は無料です。現金払いの他、PayPayでの支払いが可能となっています。

静岡県東部(富士市、沼津市、三島市)からのアクセス手段

静岡県東部の都市からは直通の高速バスの運行がないので、新幹線や電車を利用する必要があります。

自家用車で行く場合は東名高速道路の利用がおすすめです。

しかし、静岡県東部の都市は関東地方へのアクセス手段も豊富なため、羽田空港や成田空港の利用も視野に入れてみましょう。

  • 新幹線・在来線で掛川駅下車
  • 高速道路を利用する
  • 一般道(国道1号線)を利用する

富士山静岡空港以外の利用を検討するのもあり

静岡県の東部地域は東海道新幹線の停車駅が多く、東名高速道路へのアクセスも良好なので、富士山静岡空港ではなく、羽田空港の利用も視野に検討してみることをおすすめします。

番外編

番外編として静岡空港に向かうついでにプチ静岡観光をしたい方には新金谷駅・金谷駅からの乗り合いバスの利用がおすすめです。

時間があるならJR金谷駅からのバス移動も可能

せっかくなので静岡観光をもう一ヶ所追加したい方はJR金谷駅からの乗り合いバスを利用してみてください。

一日の運行本数は3本と少ないですが、周辺の施設で観光も楽しみつつ、ゆったりと静岡空港に向かいたい方にはおすすめです。

新金谷駅から約18分、JR金谷駅から約13分で空港に到着するので、ギリギリまで観光を楽しむことができます。

金谷駅・新金谷駅周辺の見どころ

JR金谷駅は大井川鐵道金谷駅に隣接しています。

大井川鐵道は金谷駅から千頭駅を結ぶ、静岡中部のローカル鉄道です。

機関車トーマスをあしらったSL機関車が運行することもあり、静岡県内でも有名な観光地です。

千頭駅から先は国内唯一のアプト式列車に切り替わり、南アルプスに位置する井川湖畔の井川駅まで続きます。

大井川鐵道の沿線は子供から大人までが楽しめる観光施設がたくさんあるので、静岡空港に向かう途中で金谷駅から先に足を伸ばしてみると新たな発見があるかもしれません。

まとめ(この記事のかなめ)

ここまで富士山静岡空港までの交通手段を見てきました。いかがだったでしょうか?

富士山静岡空港への交通手段は主に4つでした。

  • 新幹線・電車・バス(公共交通機関)を利用する
  • 高速バスを利用する
  • 自家用車で向かう
  • タクシーを利用する

公共交通機関を利用する場合は、そもそもの運行本数が少ないことや航空機の出発到着時間と連携していない場合もあるため、各交通機関の運行ダイヤを事前に調べておきましょう。

急ぎの場合にはタクシー利用も検討するなど、スケジュールに合った方法で時間に余裕を持たせて空港に向かうようにしたいところです。

富士山静岡空港は静岡県から九州や北海道へのアクセスの拠点となっています。

これからも観光やビジネスの起点として、静岡を盛り上げてほしいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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